通 称 | |
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鎮座地 | 島根県隠岐郡隠岐の島町加茂342番地 |
旧社格 | 村社 |
本務兼務の別 | 本務 |
氏子数 | 120世帯 約350人 |
神職数 | 3名 |
宮 司 | 野津 研吾 |
選定理由 |
現在45歳になる宮司(平成29年宮司就任)は、神明奉仕、祭祀の厳修はもとより神社の護持運営・興隆に、勤勉且つ熱心な姿勢で取組んでおり、神社総代をはじめ氏子からの信任も厚い。 氏子区域は農山村漁村であり、人口減少・少子高齢化が進む地域ではあるが、地域をあげて斎行される古伝祭「百手祭(弓まつり)」を通して、地域の興隆に取組んでいるところである。 また、昨年本殿が隠岐の島町の文化財に指定されたことにより、神社を中心とした街作りを、宮司、総代、氏子及び地域住民が一丸となり、計画・準備しているところである。 今後、県の文化財指定も目指しており、更なる神社整備を行う予定である。 |
神社の由緒と概要 |
賀茂那備神社は、別雷神を主祭神とした神社で、起源は天平年間(729~749)にまで遡るといわれており、古代には、賀茂郷の神社として延喜式神名帳に記載され、以来、千年以上崇敬される歴史ある神社である。 現在の本殿は、神社に残る棟札等から文政11年に造営されたもので、建築様式は切妻造り妻入りであり、正面に向拝と呼ばれる屋根と連結しない庇が取り付けられていることなどの特徴から「隠岐造り」といわれる隠岐地域独特の形式が見てとれる。 調査の結果、屋根はもともと茅葺きであったが、明治21年に杉皮に、昭和25年に銅板に葺替えられ現在に至る。 「隠岐造り」の本殿としては、島内3番目に古いものであり、隠岐造りの歴史をたどる上で貴重な資料として、町の有形文化財に指定された。 |
年間の祭祀祭礼・行事予定 |
元旦祭(1月1日)、祈年祭・百手祭―古伝祭 弓まつりー(3月11日)、例大祭(4月21日)、新嘗祭(11月21日)、除夜祭・大祓祭(12月31日) |
活動方針(将来の展望) | 祭祀・神社行事を通して、地域における神社の重要性を伝え、当社古伝祭を中心に地域の振興を図る。 |
活動計画 |
1年目 ・社報を作製し、定期的に発行を予定している。また、本殿が町文化財に指定されたことを記載した神社紹介のリーフレットの作製。 ・境内の整備(拝殿修繕、手水修繕、池の修繕、参道) 2年目 ・子供会のさらなる充実を図り(氏子関係者等、当地区にゆかりのある子供たちの入会促進など)、神社と子供たちの関係性を深める(当社古伝祭行事への参加等)。 ・青年会組織結成を目指す。 ・行政と連携を図り、島内外に向けた広報に努める。 3年目 ・本殿の県文化財指定を目指す。 ・大注連縄製作とその技術の伝承。 |
無形民俗文化財指定 | 指定なし |
備 考 | 第2期過疎地域神社活性化推進施策【施策1】指定神社(令和3年~令和6年6月末日) |
(令和5年2月現在) |