推進拠点 |
新潟県神社庁 上越支部 |
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推進拠点鎮座地 |
新潟県上越市西横山93 |
推進拠点 支部長名・宮司名 |
岩片 克己 |
支援対象 神社 | 旧東頸城支部の神社122社 |
支援対象 神社宮司 | |
選定理由 |
平成31年4月1日の合併により上越支部となった旧東頸城支部の4地区(安塚・浦川原・大島・牧)では、合併に伴い総代会組織等の整備が進められてきた。しかし、過疎地域に位置するそれぞれの神社では、祭典を執り行う神職を招くための資金も乏しく、祭礼の続行が困難なところも見受けられる。祭礼を盛り上げ、地域を賑やかにするはずの神楽の奉納は、久しく途絶えている。個々の小集落をいくつかまとめ上げ、地域の力を結集することが急務である。それに伴う神社の合併も視野に入れながら、地域が存続する方法を模索する必要がある。 また、その中核を担うべき人材を育てるべく支部を挙げて取組む事態にも直面している。急逝された髙野宮司の後継者をサポートし、代表役員手続きを速やかに進めることが目前の課題でもある。さらに今後を見据えて総代会組織をより強固なものにし、過疎地域の神社護持のあり方を模索したい。 |
拠点となる支部・神社概要 |
上越支部 支部長 岩片 克己 ①支部神社数 721社 内本務神社 32社・兼務神社 641社 ②支部神職数 60人 内専任神職 44人・兼職神職 16人 ③支部の社会環境 上越支部(旧中頸城支部)は、新潟県上越市の大部分(名立区を除く地域)と妙高市を管轄する。 高田平野を中心に市街地と田園地帯が広がり、さらに周囲の丘陵地帯には多くの山間集落が点在している。古くは越後国の国府が置かれるなど歴史ある土地柄であり、近年では北陸新幹線の開業など明るいニュースもあったが、現在急速に過疎化が進んでおり、特に山間地においてその傾向が著しい。実際に不活動化してしまった神社もある。 平成31年には隣接する「東頸城支部」を分割し、上越市の区域を当支部に吸収合併した。また、令和3年には、支部名を「中頸城支部」から「上越支部」に変更した。なお、支部の神社数は県内最大で、兼務神社の比率も比較的高い。 吸収合併した旧東頸城支部管轄だった神社は122社で、過疎化の著しい山間地に位置しており、それぞれの神社では祭典を執り行う神職を招くための資金も乏しく、神楽の奉納などは久しく途絶え、祭礼の続行が困難なところも見受けられる。この地域のまとめ役でもあった髙野美正宮司が令和3年2月に急逝され、今後の神社護持にとって極めて憂慮すべき状況となっている。 |
支援対象とする神社概要 |
旧東頸城支部の神社122社 支部の氏子数 3,503世帯 8,231人 |
活動方針(支援予定の内容) |
①これまでに支援した内容 支部合併以降、総代会組織等の整備が進められてきた。支部内に担当理事を置き支援体制を整えている。 ②期間中の具体的な支援予定の内容 人的支援の実施・経済的支援の実施。 ③目的 支援対象神社の祭礼維持のため宮司不在神社にあっては速やかに後任人事を進める。 総代組織を整備し、神社護持のため地域の力を結集する。場合によっては神社合併等も視野に入れる。 |
活動計画 |
1年目 まずは急逝された故髙野美正宮司の奉務神社について、後継者をサポートし祭礼の続行に遺漏のないよう努めるとともに、後任代表役員手続きを速やかに進め、不活動化を防ぐ。 2年目 経済的に祭礼の続行が困難な神社を支援し祭礼を盛り上げるとともに、当該地域を包括する総代会組織を強化する。地域ごとの実状に応じて、今後の存続の方法を模索する。 3年目 2年目に引続き取組むとともに、今後の神社護持のあり方を模索する。 |
備 考 | 第2期過疎地域神社活性化推進施策【施策2】推進拠点(令和3年~令和6年6月末日) |
(令和5年2月現在) |