過疎地域神社活性化への取り組み

本渡諏訪神社

令和6年05月30日

 

推進拠点鎮座地

 

熊本県天草市諏訪町8-3

推進拠点

支部長名・宮司名

大野 康典
支援対象 神社 一町田八幡宮
支援対象 神社宮司 田代 隆一
選定理由 当該支部は、大部分が農山村漁村であり過疎化が深刻であるが、共同体の意識が高く氏子崇敬者の神社運営に対する協力体制は強固である。また、当県神社庁内において、最も本務神社数が多く、且つ神職数も県内最多の支部である。拠点神社である本渡諏訪神社は、天草の代表神社・総鎮守として当該支部の全域に及ぶ崇敬者から篤い崇敬の念を集めている。宮司は31歳の若さ溢れる行動力にも富んだ逸材であり、将来の指導的神職として期待されている。このように、過疎化が進む中ではあるものの、地域の協力と人材に富んだ当該支部を選定し、支援してゆくことで、伝統文化と祭りの継承が将来にまで守られてゆくであろうと思料される。更に、当該支部の成功体験を他の支部が参考にできるための情報の発信と共有を図りたい。
拠点となる支部・神社概要

本渡諏訪神社

宮司 大野 康典

①氏子数 2,600世帯 5,512人

②神職数 2名 神職以外の職員数 3名

④兼務神社数 3社

⑤神社の氏子区域の社会環境

本区域は、天草地域の中心地であり、最も人口の多い地域で都市的環境を整えている。特に平成17年に2市13町が合併してから、人口の一極集中化が進むとともに周辺部の過疎化が著しくなっている。

支援対象とする神社概要

一町田八幡宮

旧社格 村社

鎮座地 熊本県天草市河浦町河浦5015

氏子数 300世帯 636人

神職数 2名

宮司 田代 隆一(専任神職)

生年・年齢 昭和28年生まれ 67歳

年間の祭祀祭礼・行事予定 寒詣で(1月の寒入り)、虫追い祭り(旗行列)(7月第3日曜日)、神幸行列(11月第1日曜日)

活動方針(支援予定の内容)

①これまでに支援した内容

天草支部内の神職全員のアンケート調査を実施し、問題点と課題を洗い出し、それに基づき研究を行い、その結果を報告書にまとめた。また、神社の振興を図るため、神社マップを製作した。

②期間中の具体的な支援予定の内容

天草支部内に過疎神社研究会を設置し、引続き過疎対策を調査研究する。また学会の誘致や講演会を開催し、神職の意識向上や広く周知を図る。

③目的

支援対象神社には、ホームページを作成し、祭や行事のPRを図り神社の活性化を図る。また研究会、学会、講演会を開催し、資質の向上を図る。

活動計画

1年目

過疎神社研究会、天草支部ホームページの作成、天草神社めぐり御朱印帳の作製。

2年目

過疎対策講演会、西日本宗教学会の誘致、過疎神社研究会。

3年目

過疎神社研究会、過疎対策報告書の作成。

備 考 第2期過疎地域神社活性化推進施策【施策2】指定神社(令和3年~令和6年6月末日)
  (令和5年2月現在)

 

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