過疎地域神社活性化への取り組み

島根県神社庁 邑智支部

令和6年05月30日

 

推進拠点

島根県神社庁 邑智支部

推進拠点鎮座地

島根県江津市桜江町川戸70

推進拠点

支部長名・宮司名

三浦 正典
支援対象 神社

太詔刀命神社

大原神社

折居神社

支援対象 神社宮司

三浦 正典

静間 元

天津 兼德

選定理由

・第1期時の選定地区。第1期最終年度が新型コロナウイルス感染症の影響により、予定されていた神事が斎行できなかったこと、また7年一回りで斎行される大元神楽式年祭が、本施策第2期期間中に完結することもあり、第2期目も継続して支援したく選定した。

・大元神楽式年祭は、邑智支部管内神社において一定の周期で斎行され、国指定重要無形民俗文化財「大元神楽」により特殊神事が斎行される。しかしながら、支部地域は中山間地域であり、少子高齢化及び人口減少により過疎化著しく、大元神楽の技術伝承、また祭祀の継続など多くの課題に直面しているところである。この施策を通し、技術の伝承と祭祀の継続に取組み、神社及び地域の振興を図る。

拠点となる支部・神社概要

邑智支部

支部長 三浦 正典

①支部神社数 58社 内本務神社 19社・兼務神社 39社

②支部神職数 30人 内専任神職 12人・兼職神職 18人

③支部の社会環境

邑智支部区域は邑智郡(川本町、邑南町、美郷町)と江津市の一部(桜江町)で構成され、島根県のほぼ中央に位置する。南北を中国地方最大の「江の川」が貫流し、山々に囲まれた中山間地域である。

少子高齢化及び人口減少により過疎化著しく、神職の後継者問題や、氏子減少による祭礼の縮小・中止などの状況が見られる。

支援対象とする神社概要

・太詔刀命神社

旧社格 村社

鎮座地 島根県江津市桜江町川戸70番地

氏子数 110世帯 235人

神職数 1名

宮司 三浦 正典

生年・年齢 昭和27年生まれ 68歳

年間の祭祀祭礼・行事予定 元旦祭(1月1日)、節分祭(2月3日)、祈年祭(3月7日)、水神祭(5月4日)、水無月祓(6月30日)、例祭(10月9・10日)、町内末社祭(11月15日前後)、新嘗祭(11月23日)、大祓祭(12月31日)

・大原神社

旧社格 郷社

鎮座地 島根県邑智郡邑南町目貫3378番地

氏子数 170世帯 369人

神職数 1名

宮司 静間 元

生年・年齢 昭和44年生まれ 51歳

年間の祭祀祭礼・行事予定 節分祭(2月3日)、祈年祭(3月7日)、春季例祭(4月22・23日)、虫送祭(7月11日)、秋季例祭(10月13・14・15日)、新嘗祭(11月28日)

・折居神社

旧社格 村社

鎮座地 島根県邑智郡邑南町井原2039番地

氏子数 170世帯 375人

神職数 1名

宮司 天津 兼德

生年・年齢 昭和22年生まれ 73歳

年間の祭祀祭礼・行事予定 歳旦祭(1月1日)、節分祭(2月3日)、祈年祭(3月20日)、八重山祭(6月末日)、例祭(10月26・27・28日)、新嘗祭(11月26日)、除夜(12月31日)

活動方針(支援予定の内容)

①これまでに支援した内容

・大元神楽式年祭への神職派遣、祭典費用の支援。

・大元神楽式年祭祭具新調。

・国指定重要無形民俗文化財「大元神楽」の技術伝承のための手引き作成。

②期間中の具体的な支援予定の内容

人的支援の実施・経済的支援の実施。

③目的

・大元神楽式年祭は特殊神事のため、その技術保持者である神職を祭典奉仕者として派遣する。(1社につき7名程度奉仕)

・数年に1度斎行される大元神楽式年祭は、多くの経費が必要となるため、その一部を支援する。

・大元神楽式年祭の祭具である託綱、俵に使用する藁の確保、また製作する組織づくり。(圃場の確保、稲の採取、稲藁製作、託綱・俵製作の技術伝承等)

活動計画

1年目

・邑智支部管内神社3社で予定されている大元神楽式年祭への、神職派遣及び祭典費用の支援。

・祭具(託綱、俵)製作の組織づくり。

・その他。

2年目

・邑智支部管内神社2社で予定されている大元神楽式年祭への、神職派遣及び祭典費用の支援。

・祭具(託綱、俵)製作の組織づくり。

・その他。

3年目

・邑智支部管内神社2社で予定されている大元神楽式年祭への、神職派遣及び祭典費用の支援。

・祭具(託綱、俵)製作の組織づくり。

・その他。

備 考 第2期過疎地域神社活性化推進施策【施策2】推進拠点(令和3年~令和6年6月末日)
  (令和5年2月現在)

 

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