文化財指定
京都府指定無形民俗文化財
https://www.kyoto-be.ne.jp/bunkazai/cms/?page_id=475
祭礼行事の概要
太鼓打ちを中心とした奉納神楽で、子孫繁栄と豊作を願う。京都府登録無形民俗文化財。「宿」を出発した行列は笛の音と太鼓の音とともに、露払いの青鬼赤鬼を先頭に、神の使いであるとされる天狗、「や、とうせー」との掛け声と振りがユニークな槍持ちの奴3人、豊作を祈る棒ササラをかき鳴らすササラ摺り(ひょっとこ)、しゃもじを持ったお多福、酒樽と大きな男性のシンボルをつけた樽負い爺、そして太鼓、笛と続く。
奉納神楽は長老による「神楽」で始まり、子供や奴・爺の「さんぎり」、お多福とササラ摺りの「にいまくら(新枕)」、フィナーレは、ササラ摺り・お多福・爺の「猿の舞(三の舞)」。
田歌の八坂神社は田歌東雲寺の光悦上人が寛永17年(1640)に勧請し、元禄13年(1700)に社殿造営と御神体の箱書にある。祭神は牛頭天王(素戔嗚尊・スサノオノミコト)。奉納神楽の成立時期は不詳だが、社殿造営の頃ではないかと思われる。その時代は能や狂言の流行った元禄文化の時期だが、それ以前の時代の田楽・猿楽の影響を受けたと思われる滑稽芸が特徴の祭である。
チラシを御覧下さい。
活性化の目標
祇園祭(奉納神楽)の長期的存続と定住者の増加。
3年間の活動計画
・1年目
写真コンクール・ポスター等作製、記録DVD作製。
・2年目
笛・太鼓を若い人が習得。保存会の会員を増やす。
・3年目
神楽が長期的に存続できるように若い後継者を作る。
3年間の活動内容
・1年目
チラシ・ポスター作製。ポストカード作製と送付。DVD作製(記録と広報用)
写真コンテストを行い、次回用の写真を入手。
・2年目
○ポスター作製。
○ポストカード作製。
○写真コンテスト実施。
・3年目
コロナの影響で、ポスター・ポスターカードも作製せず、写真コンテストも実施できなかった。
例祭は集落内の者たちのみでの縮小した形で行ったが、来年に繋がるように笛や太鼓の練習は行った。
3年間の活動終えて
1、3年間の活動全般について
①3年間の活動について満足していますか。
満足している。
これまでできなかったことができ、祭り存続の気運が高まった。
2、活動計画とその成果について
①最終的な目標は達成できましたか。
達成できなかった。
コロナの影響で実質2年の取組みでは成果はわからない。気長な取組みが必要。
②1年目に立てた活動計画に変更はありましたか。
③活動成果として増加したものはありましたか。
④祭礼行事の活性化について、3年間の活動を通して祭礼行事の斎行に変化はありましたか。
あった。
Iターンの人たちに神楽の伝承ができた。
⑤3年間の活動を通して、祭礼行事の継承・復興に向けて、今後の目途は立ちましたか。
わからない。
今後10年くらいは目途は立ったと思ふが、その後は人口の増減次第だと思う。
⑥支部内や近隣神社との協力体制の構築はできましたか。
できた。
二重氏子のため、協力ができたと思う。
⑦指定地域神社間の神社役員・総代・氏子崇敬者の共同組織の結成、神職以外の関係者または外部団体との連携等他団体との協力体制の構築はできましたか。
今後検討したい。
⑧その他3年間の成果があれば記載して下さい。
助成金により祭りの記録、備品等充実した。
⑨3年間の反省点や改善点があれば記載して下さい。
3、今後の展望及び計画について
①指定期間終了後の活動について力を入れてゆきたいことはありますか。
Iターンの人々におおいに祭りに参加を要請し祭りの一員になってもらいたい。
②指定期間終了後の体制について要望することがあれば記載して下さい。
文化財を維持のため、行政の力に期待したい。