過疎地域神社活性化への取り組み

例祭(れいさい)

長崎県 長崎県 島原半島地域 平成30年~令和2年実施

令和6年05月07日

 

執行日時

8月27日、9月旧9日、16日、19日、25日、29日、10月7日、9日、13~15日、15日2社、19日2社、25日、29日4社、11月3日、15日、29日、12月9日

文化財指定

要調査

祭礼行事の概要

複数の神社があるため要調査

活性化の目標

1、神賑行事の振興と復活

2、四面宮会の結成

3、広報活動の企画・検討

3年間の活動計画

・1年目

①神社振興に向けた各神社のアンケート調査の実施。

目的 神職の互助体制確立、助勤体制の確立、神社めぐりの企画等。

②四面宮の共通パンフレット・幟旗・シンボルマークの作製。

③神社めぐりの企画・検討。(2年目の実施に向けて)

④官公庁や観光協会等との協力体制の構築。

⑤ホームページの開設。(現在作製中)

・2年目

基本的には1年目の活動計画を継続し、神社めぐりの実施にこぎつけたい。 

・3年目

神社めぐりの企画・検討が長引いており、2年目までに実施したかったが3年目にずれ込んでしまった。本年中には実施にこぎつけたい。

3年間の活動内容

・1年目

①各神社に対しアンケート調査の実施。

②四面宮の共通パンフレット・幟旗の作製。(6月完成予定)

③シンボルマークの作製。

④他団体との連携模索。

※まち・ひと・しごと創生総合戦略を参考とし、PDCAサイクルでの運用を目指す。

・2年目

①各神社に対しアンケート調査の実施。

②四面宮の共通パンフレット作製。(令和2年3月完成予定)

③神社めぐり実施に向けた企画・検討。

神社めぐりの冊子・チラシ作製に向けての調査・研究。

④研修会の開催。

会員を対象に雲仙の歴史と史跡について研修を行った。

⑤他団体との連携。

諫早市役所を訪れ新幹線開通に伴う広域連携について意見交換を行った。

・3年目

①パンフレット「四面宮ものがたり」を作製。(令和2年3月)

島原半島地域に広がる四面宮信仰について、由緒や歴史、エピソード等を紹介し、その魅力を伝えるための資材を作製した。(B5判20頁)

②四面宮めぐりの開始。(令和2年12月より)

元四面宮の神社25社のうち、本務神社の10社と島原半島観光連盟を巡る企画。マップ付き専用のパンフレットと豆御朱印(通常より小さいサイズの御朱印)を作製した。

参拝者はこの11ヶ所を巡り豆御朱印を集める。

全て集めると完拝記念として特別な御朱印を受けることができる。

当企画の資材として豆御朱印がある場所を示す看板と、授与箱(常時対応できない神社も豆御朱印を頒布できる専用の箱)を製作し、神社に常時人がいなくても対応でき、より多くの参拝者に神社を巡ってもらえるよう工夫している。

四面宮以外の神社で御朱印を常時対応している神社もパンフレットに掲載した。

(一社)島原半島観光連盟と連携し、雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)において、御朱印巡り企画と連動した豆印の配布を実施。また、島原半島観光連盟を通じて、島原半島各所にマップ付パンフレットを配布した。四面宮会の活動趣旨である「地域の周遊も誘導するような仕組みを作り、神社を通じた地域活性化に貢献してゆく」ことを具現化する内容となっている。

③広報活動

長崎県内の情報誌「長崎プレス」の別冊「島原半島BOOK」に四面宮と四面宮めぐりの情報を掲載。

長崎新聞に「四面宮ものがたり」と「四面宮めぐり」の記事が掲載された。

地元テレビで「四面宮ものがたり」が紹介された。

島原半島観光連盟を通じて「四面宮めぐり」のパンフレットをホテルや観光施設に配布。

④研修活動

肥前島原松平文庫長の根井浄先生(日本山岳修験学会副会長)を講師に招き、江戸時代の四面宮信仰を中心に島原半島の歴史について学んだ。(対象=四面宮会会員)

3年間の活動終えて

1、3年間の活動全般について
①3年間の活動について満足していますか。

満足していない。

島原半島の神社を中心としたガイドブック作製を予定しているが、まだ完成していないため。

2、活動計画とその成果について
①最終的な目標は達成できましたか。

達成できた。

②1年目に立てた活動計画に変更はありましたか。

あった。

当初、「四面宮めぐり」のツールとしてスマートフォンのアプリ開発を目指したが、経費の問題や更新作業等総合的に判断し、パンフレット等は紙媒体に変更した。

③活動成果として増加したものはありましたか。

参拝者数・神社予算。

・その要因について

 「四面宮めぐり」を実施して参拝者数が確実に増加した。

④祭礼行事の活性化について、3年間の活動を通して祭礼行事の斎行に変化はありましたか。

なかった。

コロナ禍で祭典などが縮小され、実際の効果は分からない。

⑤3年間の活動を通して、祭礼行事の継承・復興に向けて、今後の目途は立ちましたか。

わからない。

手ごたえはあるが、まだ始まったばかりで今後どうなるかはわからない。

⑥支部内や近隣神社との協力体制の構築はできましたか。

できた。

同じ事業を行うことによってさまざまなコミュニケーションができるようになった。

⑦指定地域神社間の神社役員・総代・氏子崇敬者の共同組織の結成、神職以外の関係者または外部団体との連携等他団体との協力体制の構築はできましたか。

できた。

⑧その他3年間の成果があれば記載して下さい。

 

⑨3年間の反省点や改善点があれば記載して下さい。

企画から実施まで思った以上に時間がかかった。

3、今後の展望及び計画について
①指定期間終了後の活動について力を入れてゆきたいことはありますか。

教化活動・広報活動・祭礼行事の活性化・地域との連携・周辺神職との協力。

・具体的な計画

観光連盟等地域との協力関係を深め、広報活動を積極的に行い神社と島原半島の活性化に努めてゆきたい。

②指定期間終了後の体制について要望することがあれば記載して下さい。

 

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