過疎地域神社活性化への取り組み

乃久里神社お川瀬下げ神事(のぐりじんじゃのおかわせさげしんじ)

群馬県 群馬県 上野村 平成30年~令和2年実施

令和6年04月18日

 

執行日時

8月第一日曜日

文化財指定

群馬県指定無形民俗文化財

祭礼行事の概要

8名(消防団員・高校生)にて神輿を担いで子供等のお囃子とともに川瀬に向かう。御台所3回回った後、据える。祝詞を奏した後に、小麦団子を数個ずつ77個流す。祭神の子供、末社の数という。

【御参考HP】神流川のお川瀬下げ神事ーかんながわのおかわせさげしんじー|上野村ホームページ

http://www.uenomura.jp/%E4%B8%8A%E9%87%8E%E6%9D%91%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B2%A1%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97.pdf

活性化の目標

地元の祭お川瀬下げ神事の継続的な実施と、それに伴う地域コミュニティの活性化や世代交流による若年層の定住化や人口減少克服に資するものとする。

3年目変更あり

コロナ禍なので集会・祭典(役員数名)直会中止と村内のイベントも、新年会すべて中止。疫病祓い行うばかりである。

3年間の活動計画

・1年目

お川瀬下げ神事等に関する道具の整備により、祭の活性化。

・2年目

村内、村外からの行事見学者、参加者の取り込みによる参加者増による行事の活性化。

2年目変更あり

乃久里神社

①神楽殿修理。

②電気の正式引き込み。昨年まで数十年私の家の電気を使用していた。神楽練習中にブレーカーが落ちるので、東京電力により正式工事をし、電柱を4本立てる。

乙父神社

お川瀬下げ神事の羽織・袴クリーニング代、他に衣装用腰ひも代、衣装用ハンガー代、扇子代、神輿係下駄代。

・3年目

地元の盛り上がりと外部からの人との繋がりを継続的なものとして、地域への興味に繋げ、交流人口や定住人口の増に資するものとする。

2年目記入

コロナウイルスの対応について、乙父神社祭典(4月5日)に斎行予定であるが、消防団による演芸、祭典後の直会の行事は、感染が懸念される場合自粛したい。

3年間の活動内容

・1年目

祭りのお川瀬下げ神事や神楽に使用する神楽面の修理。

・2年目

乙父神社、乃久里神社両社とも今までやってきた行事を縮小しても続けたい。神輿を担ぐ人達の確保は、近くの万場高校2、3年生に頼んでみたい。

神輿のお川瀬下げ神事に参加する、囃子方(子供9名)の確保が今後の悩みである。

・3年目

乙父神社

直径50センチの大木2本の伐採。高所作業車にて上部より切り下した。民地の木だが高齢にて切れないということで、神輿を上下する際に支障があるためお願いして切らせてもらった。過疎地域神社活性化資金を使用。

樅大木2本伐採代金 156,000円 乙父神社会計より6,000円支出

乃久里神社

神前幕(ポリエステルツイル)幕房  110,440円

座礼用玉串案             8,700円

三方(六寸)8台           31,680円

合計                160,820円

内助成金              150,000円

乃久里神社貯金より         10,820円

3年間の活動終えて

1、3年間の活動全般について
①3年間の活動について満足していますか。

やや満足している。

30万円を2社で分けているので、小具物を揃えることができた。

2、活動計画とその成果について
①最終的な目標は達成できましたか。

達成できなかった。

大金の物(神輿・神楽の面・衣装一式)が直せない。

②1年目に立てた活動計画に変更はありましたか。

なし。

③活動成果として増加したものはありましたか。

特になし。

④祭礼行事の活性化について、3年間の活動を通して祭礼行事の斎行に変化はありましたか。

あった。

子供が少ないので囃子方が不足していて困っている。

⑤3年間の活動を通して、祭礼行事の継承・復興に向けて、今後の目途は立ちましたか。

わからない。

高齢化のせいか、氏子の人等の参加が少なくなった。

⑥支部内や近隣神社との協力体制の構築はできましたか。

今後予定したい。

各神社とも協力する若者が少ないので悩んでいる。

⑦指定地域神社間の神社役員・総代・氏子崇敬者の共同組織の結成、神職以外の関係者または外部団体との連携等他団体との協力体制の構築はできましたか。

今後検討したい。

コロナ禍のため、役員数名での祭典のため協力できず。

⑧その他3年間の成果があれば記載して下さい。

必要な物品をある程度、揃えたり、直したりできた。 

⑨3年間の反省点や改善点があれば記載して下さい。

コロナ禍の中で乙父神社祭典(令和3年4月5日)も役員数名となる。演芸や神輿の川瀬下げなど2年続いて中止。神社離れが心配である。

3、今後の展望及び計画について
①指定期間終了後の活動について力を入れてゆきたいことはありますか。

祭礼行事の活性化・地域との連携。

・具体的な計画

村内5社に神輿に御神霊を移し川瀬下げ、御霊を清める行事があるが、子供等の囃子方の太皷の持ち方が各神社とも違うので、一律にできないものか話し合いたい。

②指定期間終了後の体制について要望することがあれば記載して下さい。
 

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