過疎地域神社活性化への取り組み

巫女による浦安の舞、安岐太皷の奉納(みこによるうらやすのまい、あぎだいこのほうのう)

岐阜県 岐阜県 中津川市阿木地区 平成30年~令和2年実施

令和6年04月23日

 

執行日時

8月31日

文化財指定

指定なし

祭礼行事の概要

浦安の舞、風難被害の祈願太皷

活性化の目標

祭礼行事の継承、振興、復興、後継者問題、制度的改善等を一社単位でなく、その効果を他地域に波及させる。

3年間の活動計画

・1年目

祭礼行事の充実と見直し。現状把握。 

2年目記入

他の地域との相違。祭礼の文化的評価。

・2年目

祭礼行事の復興を考える。支部の協力。 

・3年目

後継者問題。神社庁、支部内での提案、会議。

3年目変更あり

現在の祭礼行事の継続に力を入れる。このことが他の神社への波及効果で復興に繋がる。後継者問題の提案。

3年間の活動内容

・1年目

祭礼行事に助成金の補填により充実がはかれた。

・2年目

「湯立て神事」を正当に評価できなかったが、別表神社で復興したのを見て倣い、当地の「湯立て神事」の継続をはかるために力を入れた。

太皷保存会は社会人のメンバーであるが、中学校の太皷クラブのOBであり、指導をしていることから、協力して発表、奉納の機会を作り、中学生の神社への取組み、祭りへの参加をうながした。

節分祭に保育園児が参加しているが、日時の都合をつけた。

・3年目

コロナ禍において、神事のみという状況で、まず年5回あった巫女による浦安の舞の奉納ができなかった。同じように、中学生による太鼓の奉納も中止を考えたが、1回だけ対策を十分にしてできたのは幸いであった。

祭りの準備と担当する氏子の活動がなかったので、継続の面と意識が心配となる。

次年度には、例年以上の取組みの困難さが伴うと思われるので、準備を万全にしたい。

3年間の活動終えて

1、3年間の活動全般について
①3年間の活動について満足していますか。

満足していない。

3年目の活動がままならなかった。

2、活動計画とその成果について
①最終的な目標は達成できましたか。

達成できなかった。

祭礼の復興はできなかった。

②1年目に立てた活動計画に変更はありましたか。

なし。

③活動成果として増加したものはありましたか。

特になし。

④祭礼行事の活性化について、3年間の活動を通して祭礼行事の斎行に変化はありましたか。

あった。

自分自身を含め役員・総代の意識変化があった。

⑤3年間の活動を通して、祭礼行事の継承・復興に向けて、今後の目途は立ちましたか。

継承については、当面は大丈夫だと思うが、高齢化と少子化により不安である。復興は困難である。

⑥支部内や近隣神社との協力体制の構築はできましたか。

できない。

各神社は完結している。例祭日が重複している。今後の課題である。

⑦指定地域神社間の神社役員・総代・氏子崇敬者の共同組織の結成、神職以外の関係者または外部団体との連携等他団体との協力体制の構築はできましたか。

今後検討したい。

新たに構築はできなかったが、問題点を確認できた。今後に活かしたい。

⑧その他3年間の成果があれば記載して下さい。

基本的に祭りの必要経費は氏子分担で賄うので、今度の助成金はありがたかった。 

⑨3年間の反省点や改善点があれば記載して下さい。

もう少し、支部内の協力を仰げばよかったと思っている。

大事な後継者問題にも立ち入ることができなかった。

3、今後の展望及び計画について
①指定期間終了後の活動について力を入れてゆきたいことはありますか。

教化活動・広報活動・祭礼行事の活性化・神社関係組織の確立・地域との連携・周辺神職との協力。

・具体的な計画

上記の項目全てであるが、あえてこの地域の特色に注目し、そこを重点化することが必要だと思う。手を拡げるのは困難であるので、適宜に支部内、周辺神社・神職に協力を仰ぎ、祭礼を継承してゆくことが肝要。

②指定期間終了後の体制について要望することがあれば記載して下さい。

過疎化による問題点をあぶり出して、神社活動活性の対策を神社庁全体で考えてゆく体制、部会等を確立する。 

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