(木の名前を描いたふだ) (小人を探す子ども達)
実施状況の詳細
平成23年11月23日の新穀感謝祭の日に、淺野座(当社のおはなしの会)によるおはなし会の後、子ども達に境内に隠したコビトを探してもらった。
境内の樹木に、木の名前を描いたふだを下げ、そのふだに今、子ども達に大人気絵本『こびとづかん』のコビトをカラーコピーし(100個)、ラミネートしたものをつけ(取り外ししやすいようにした)ておいた。この日は天候に恵まれた為家族で外出された方が多かったのか、子どもは11人しか居なかったので、『1人、木に下がっているふだに隠れているコビトを、9人見つけて下さい。そのコビトは持って帰ってもいいです。そして、そのふだに描いてある木の名前を覚えて来て下さい。制限時間は10分です』と、指示。すると子ども達は、まさに狂ったように境内へ飛び出し、次々とコビトを見つけ、木の名前を叫んでいた。これを見ていた大人達(私も含む)は、呆気にとられた感じであった。子ども達はあっという間にコビトを探し当て、その後、くじびきゲームなどをして解散。
経費
ふだ 21,000円(30枚分)
ラミネーター 5,220円
成果
おはなしの会では、今年も昨年に引き続き、作物を大切にするお話しや、日本昔話をしてもらった。新穀感謝祭の意味も、繰り返し教えることが大切だと思うので説明した。
『コビトを探せ!』では、大人も子どもも「こんなに沢山の種類の木が神社にあるなんて、知らなかった」と、一様に驚いていた。木の名前だけでは、面白くないと思ったので、自分が覚えた木の知識をその都度言う事によって、木に対する関心度も高まったように思う。帰り際に、覚えた木の名前を言い合っている親子もいた。
また、作物に感謝し、杜を大切にするという事、自然に感謝しなければならないという事を今日神社で教えてもらったと、家族間での会話のひとつになったと思う。
総代さんからは「境内に子どもが遊んでいるのは良いことだ。是非、このような企画を続けていってほしい」と言われた。
問題点、反省点並びに改善案
子ども達に大人気絵本『こびとづかん』は流石。子ども達は我先にコビトを見つけようと、境内を走り回ったので転んだりしないかと不安になった。当社のような狭い境内だと、子どもの数が多いと返って危ないと思った。こういう企画の時には、傷害保険などに加入するべきなのだろうか。
また、昨年度と同じような規模で行うつもりであったが、新穀感謝祭に参加する生産組合の方から「今年は、我々だけの祭典にしてほしい」と言われたため、祭典を午前中に行い、この企画を午後からとした。
昨年のように、地域のお年寄りと子ども、親が神社で顔見知りになれば良いなと思っていたのだが、地域のお年寄りはなかなか手強い。というか、新参者をあまり受け付けたがらない。私にとっては、どちらも氏子さんなので無理強いはできないところがもどかしい。しかし、めげずに、今年も企画を考えるつもりである。