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神社本庁

国登録有形文化財

大分県 春日神社 平成21~24年実施

令和2年03月13日

   

      (文化財報告会)            (健康ウォーク)

 

      (消防訓練)           

実施状況の詳細

本項目は当初の選定書はむろんのこと、前年度までの活動計画書への記載もおこなわれていないが、最終年の最終項目としてとり進めた。

平成22年8月に豊後高田市商工観光課より文化庁からの来客を案内する旨の連絡が入った。あまりに急な日程であったために宮司は立ち会うことが出来ず、権禰宜(宮司夫人)と総代長とが応対した。後日市側への聞き取りの結果、当社社殿に関して「国登録有形文化財」へ向けた可能性の説明があり、今回はその為の視察であったこと、視察の結果対象として十分であることから、神社の了解の上で建築学の専門家による調査を行い文化庁の審議会にかけるというものであった。市側の説明では、当社より規模の大きく歴史ある地域内の他社に比して、社殿群の構成や文化的価値はむろんのことであるが、さらに加えて当社数年来の社殿改修と式年祭・2回に亘る記念誌の刊行など、氏子をあげて氏神様の奉護と保存・継承に取り組んできた今の在り方が、当地方における氏神様を中心とした地元住民結束の「モデルケース」として捉えられているとのことから、文化庁への紹介となったということであった。

同年10月、熊本大学大学院伊東龍一教授とゼミ学生5名が2泊3日の日程で来社し調査を行い、翌23年1月に調査書が完成。県教育委員会を通じて文化庁に提出され、同年7月に文化審議会は文部科学大臣に当社建造物の13件について答申を行い、10月28日付けにて国登録有形文化財となった。13件とは本殿を始めとして、境内建造物のほぼ大半が該当することから、「春日神社」そのものの価値が確認されたとも言うべきで、氏子はむろん市全体としても新しく認められた文化財として喜んで頂いた。

さっそく届いた登録プレートを拝殿に掲示して初詣に間に合わせるとともに、24年1月26日には地区公民館で登録報告・祝賀会を開催。正副市長、教育長、地元県議、警察署長、商工会議所会頭などの来賓と、総代や自治委員などの地区関係者、計63名が出席した。またこれに先立って当市教育委員会・市消防本部による文化財防火デーに因む消防訓練が当社では初めて行われた。これには本部や地区分団、総代氏子など80名が参加した。さらに加えて、市健康推進課企画による健康三社参りウォーキングの一社として120名を受入れ、他の二社にはない総代によるお神酒やお茶の接待や由緒記の配布なども行い好評を得た。

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