神社について

神社とは神さまがお祀りされる場所

神社というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
一般的には「初詣に訪れる場所」「お祭りをしている場所」「七五三でお参りをした場所」など、私たちの生活の身近なところにあり、人生の節目や行事ごとに訪れる場所という印象が強いかもしれません。

日本の津々浦々にある神社は、神さまをお祀りする神聖な場所です。
古来、日本人は日々の生活の中で目に見えない大きな力を感じてきました。それらは岩や木、山や海、火や水、風や大地などさまざまな自然の中に見出され、さまざまなものには神さまが宿るとして祀られるようになりました。
やがて、神さまを祀る場所には建物が建てられ、神社と呼ばれるようになりました。
このような神社を中心とした、日本の神々への信仰が神道です。

今日、各地の神社では、春には豊作を祈り、秋には収穫に感謝したりと、季節・地域・神さまにまつわるさまざまなおまつりが行われています。

八百万(やおよろず)の神々と神社

神道では、自然の中に見出される神をはじめ、神話に登場する神など、数えきれないほど多くの神々、つまり八百万の神々を信仰の対象とし、古来、さまざまな理由によって神社が建てられてきました。
また、古くより、八幡様(はちまんさま)やお稲荷様(いなりさま)など全国的に有名な神さまを各地にお祀りする例も多くありました。

氏神(うじがみ)さまは最も身近な神さま

自分が住む地域を守ってくださる氏神さまは、私たちにとって、最も身近な神さまと言えます。ですからその土地の名前を取って「○○さま」、また親しみを込めて「○○さん」とお呼びすることもあります。
お祀りされている神さまは神社によってさまざまですが、氏神さまは子供の誕生から成長、地域の平安、私たちの日々の生活などを見守り、助け導いてくださる存在として崇敬(すうけい)されています。

ぜひ、神さまを身近に感じるとともに、ご自身が住まわれる地域の氏神さまについても調べ、おまいりしてみてはいかがでしょうか。

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