よくあるご質問

氏神さまについて

A.

氏神神社とは、自らが居住する地域の氏神さまをお祀りする神社であり、この神社の鎮座する周辺の一定地域に居住する方を氏子(うじこ)といいます。

A.

元来は、文字どおり氏族の間で自らの祖神(親神)や氏族に縁の深い神さまを「氏神さま」と称してお祀りしたことに由来し、この血縁的集団を氏子と呼んでいました。現在のような地縁的な関係を指しては「産土神(うぶすながみ)」と「産子(うぶこ)」という呼称がありますが、地縁的関係についても次第に氏神・氏子という呼び方が混同して用いられるようになりました。

A.

氏神(うじがみ)さまは、ご自身がお住いの地域の神社のことですので、いま暮らしている土地の神さまが氏神さまといえます。出生地の神さまも「崇敬神社」として大切にお祀りしては如何でしょうか?

A.

氏神さまは、ご自宅に1番近い神社の場合が多いので、最寄りの神社を訪ねて神職にお尋ねいただくのがよいでしょう。神社に神職が常駐していない場合は、お住いの都道府県の「神社庁(じんじゃちょう)」にご相談ください。

神棚について

A.

家の内でも家族が集まる清浄なところを選ぶようにしましょう。一般的には、目線より高く、南あるいは東にお神札が面する場所がよいとされますが、重要なのは神さまに失礼ではなく、心を込めてお祀りすることです。
また、家族が親しみを込めて、毎日おまいりのできる場所を第一に考えるのもよいでしょう。

A.

お神札の数が増えて、宮形にお納めすることができなくなったときや、宮形に入らない大きさのお神札は、宮形の横に丁寧に並べておまつりしましょう。

A.

会社の事務所などに神棚を設ける場合も、ご家庭の場合と同様の考え方で結構です。神棚の設置にあたっては、氏神神社等の神職に相談し、お祓いをしてもらうのもよいでしょう。

先祖のまつり

家庭での先祖まつり

A.

神棚やお正月、お盆、お彼岸などのほかに、忘れてはならない大切なおまつりがあります。それは、日常の先祖のおまつりです。
日本人は古来、人は亡くなってもこの世にとどまり、いつでも子孫を見守ってくれている存在だと考えてきました。だからこそ、日本人は祖先をおまつりしてきました。こうした伝統的な考え方は、今もなお、さまざまなかたちで伝えられています。

A.

神棚へのお供えと同じく、お米、お酒、塩、水等をお供えします。おまつりされている方の、生前の好物をお供えするのもよいでしょう。

A.

神道でもお彼岸やお盆にご先祖様をお迎えします。「お彼岸」や「お盆」の文化は、仏教・神道の垣根をこえた日本の風俗習慣に基づいているからだと考えられています。

お身内の方が亡くなられたとき

A.

神式による葬儀のことを神葬祭といいます。神葬祭とは、日本固有の葬儀を土台に整えられた葬儀式で、亡くなられた方の御霊(みたま)をお鎮めし、清めて長く家の守り神としておまつりします。
地域によって名称や内容が若干ことなることもありますが、一般的な流れ・神事をご紹介します。まず、故人の御霊を慰める「通夜祭」、故人との最後のお別れとなる「葬場祭(告別式)」が行われます。故人が亡くなられてから50日の節目には「五十日祭」を行い、以降、命日には「年祭」を行います。
この他にも、葬儀にまつわる諸祭儀がありますが、地域差もありますので、実際に行う場合は神社に伺うのがよいでしょう。

A.

初めて、神葬祭を行う場合は近くの神社に相談してみるのがよいでしょう。普段、神職が常駐していない神社もありますので、その場合はお住いの都道府県の神社庁にご相談いただいてもよいでしょう。

A.

神式と仏式のお墓の違いですが、両者とも一般的に形は似ており大きな違いはありません。
これは、お墓を設けること自体がインドを発祥とする元来の仏教の教えにはなかったことであり、祖先のおまつりを行うという日本の風俗習慣に基づくものだからです。

A.

地域に慣例がある場合、その慣例に従うのが適切です。
特に慣例がない場合には、五十日祭までが「忌」の期間、一年祭(一周忌)までを「服」の期間とするのが一般的です。
ですので、「忌」の期間である50日を過ぎれば、原則として神社の参拝や家庭でのおまつりを再開しても差し支えないと考えられます。
ただし、「忌」の期間中は神社への参拝を遠慮しますが、やむを得ない場合にはお祓いを受けてから参拝するのがよいでしょう。

A.

白黒の水引を選び、表書きは「玉串料(たまぐしりょう)」あるいは「御霊前」と書きます。包みの裏のたたみ方は、弔事では上の折り返しを上にして目を伏せた悲しみの状態を表していると言われています。
1年を過ぎた「年祭」に参列する場合のお供えは「玉串料」と書きましょう。

A.

友人や知人の通夜に弔問するときは、喪服を着用しないのが本来のマナーです。急いで弔問に訪れたという気持ちを表すためにも、地味な平服(スーツなど)で差支えありません。
ただし、告別式に参列できず、通夜祭だけの弔問になるような場合もあります。
その場合、現在では喪服(男性・略礼服、色無地の羽織袴/女性・黒のワンピース、スーツ、黒無地の和装)を着用することもあります。

新築・引越し

A.

建築にまつわるお祭りはたくさんありますが、工事を始める前に行う「地鎮祭(じちんさい)」、建物の骨格の柱を立て終えたのち、棟木(むなぎ)を上げるときにとり行われる「上棟祭(じょうとうさい)」、立派に建物が完成したことを神さまに奉告し、家庭の安全を祈るお祭り「竣工祭(しゅんこうさい)」などがあります。地域によっても名称が異なることもあります。引っ越しの場合にも、入居前に住居を清める「家祓(やはらい)」「清祓(きよはらい)」を行います。初めて行う時には、氏神神社、またはお近くの神社に相談してみましょう。

A.

引っ越しをした場合、氏神さまは新しい地域の神社になります。お神札は新しい氏神さまから受けて神棚におまつりします。前の氏神さまのお神札もその年が終わるまでは一緒におまつりし、新しい氏神さまでお焚きあげしていただきます。氏神さまが変わっても、これまでお守りいただいた氏神さまへは感謝の気持ちを持ち続けていたいものです。

A.

事務所の安全と事業の繫栄とを祈念し、開設にあたっての清祓(きよはらい)を受けることがよいでしょう。また、神棚を設置し、お伊勢さま(伊勢神宮)、氏神さまのお神札をおまつりしましょう。

A.

「地鎮祭」は、皆さんが暮らす地域を守ってくださる氏神さまにお願いをします。氏神さまは、ご自宅に1番近い神社の場合が多いので、最寄りの神社を訪ねて神職にお尋ねいただくのがよいでしょう。神社に神職が常駐していない場合は、お住いの都道府県の「神社庁(じんじゃちょう)」にご相談ください。

A.

お酒などをお供えするのが一般的です。服装はスーツなどがふさわしいのですが、参列にあたり失礼のないよう心がけましょう。

その他

A.

お神札やお守りは、1年ごとに新しく受けていただくことがよいとされています。前の年のお神札やお守りは受けた神社にお納めするのがよいでしょう。受けた神社に行くことができない場合は、お近くの神社に相談、または、お気持ちを添えて受けた神社にお送りするのもひとつでしょう。

A.

神道は、とても古い歴史を持ち、日本の伝統、文化にも深いつながりがあるので、どこから学んでよいかわからない、という方がたくさんいらっしゃいます。
全部一度に学ぼうとせず、ご自身の興味のある所から掘り下げてみてはいかがでしょうか?
参考として、神社についての基礎知識がまとめられている『神社のいろは』『神道いろは』という本をお読みいただくのもよいでしょう。また、神社本庁のホームページにも引用している『氏子のしおり』もご参考になるかと思います。

A.

神さまにお願いしたことが叶った時には、感謝の気持ちを込めてお礼のおまいりをするとよいでしょう。ご祈祷のように、神社に申し込みをしてお礼の気持ちを表す方法もあります。