神社本庁

神々の森の文明

神道−森の宗教

 神道と総称される日本在来の民族宗教は、かつて自然環境に直接参入して生活を築いた古代人の宗教文化を、連綿と歴史を通じて継承してきたところにその固有な特色をもっている。いいかえれば、神道は、世界的には消滅して久しい古代宗教を今に継承するユニークな宗教であり、本来は古代にふさわしい〈森の宗教〉あるいは〈祭りの宗教〉である。ここでは、こうした〈森の宗教〉としての神道について紹介することとしよう。