神社本庁

神道への誘い

伊勢の神宮

 伊勢の神宮は、三重県伊勢市に鎮座し、皇大神宮(こうたいじんぐう。内宮・ないくう)には皇室の御祖神(みおやがみ)である天照大御神、豊受大神宮(とようけだいじんぐう。外宮・げくう)には衣食住の神さまである豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀(まつ)りしています。
 内宮は、今を去ること約二千年前、第十一代垂仁(すいにん)天皇の御代(みよ)に創建されました。三種の神器の一つ、八咫鏡(やたのかがみ)がお祀りされています。
 外宮は、内宮の鎮座から約五百年後、第二十一代雄略(ゆうりゃく)天皇の御代に、天照大御神の御饌都神(みけつかみ。食事を司る神)として、豊受大御神を丹波国から伊勢にお迎えしたことにはじまります。
 神宮の御神札(おふだ)を神宮大麻(じんぐうたいま)といいます。毎年暮れに全国の家庭に氏神さまを通して頒(わか)たれます。神宮大麻は、氏神さまの御神札とともに神棚にお祀りします。