35 五箇條の御誓文

乾 南陽筆「五箇條御誓文」(明治神宮外苑・聖徳記念絵画館所蔵)


明治150年の佳節によせて①「わがくには神のすゑなり」

平成30年から数えて、ちょうど150年前にあたる西暦1868年、
日本では、「明治」という新しい時代が始まりました。
開国をきっかけに、外国の革新技術や文化、様々な情報や価値観が流れ込んでくる中、私たちの祖先は、近代国家の構築という偉業を成し遂げました。

明治元年(慶応4年)3月14日。
新しい一歩を踏み出すにあたり、明治天皇は「国是五箇条(こくぜごかじょう/五箇條の御誓文)」を神さまにお誓いになりました。
京都御所の紫宸殿(ししんでん)に設けられた御神前において、南面される明治天皇の御前で、三條実美公が御誓文を読み上げている様子が描かれた絵が伝わっています。

「維新」とは、中国最古の詩集『詩経』にある一節、
  周旧邦と雖も、其の命 維れ新たなり
  (しゅう きゅうほうといえども、そのめい これあらたなり)
  (周は、古い国であるけれど、新しい天命を受けている)
に由来する言葉ですが、当時の人々の間では、「御一新(ごいっしん)」という語が使われていたともいわれています。

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